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各地の名所を巡る

世界遺産 鬼ヶ城を散策

約1Kmの遊歩道の奇岩探訪が楽しめる

  各地の洞窟「京都府 滋賀県 三重県 和歌山県 奈良県 大阪府 兵庫県」       

「三重県熊野市木本町」

鬼ケ城は熊野市の南部、熊野灘に突き出た半島です。
岩盤に波の浸食によってできた大小の洞穴が無数にあります。
多我丸という海賊がここに住みつき、熊野一帯を荒らしまわっていました。
しかし、坂上田村麻呂に征伐されたという伝説が残っています。



1.鬼ケ城めぐり

鬼ケ城には洞窟や奇岩にユニークな呼び名がついています。
広々とした千畳敷から奥の木戸、猿戻、鬼の風呂桶、犬戻・・蜂の巣、波切不動などと続いています。
風が強く、少し海が荒れた日の鬼ケ城は、猛々しく激しい極めて男性的な表情を見せてくれます。
339160万年前の火山活動で、マグマが冷えて固まる時に規則正しい割れ目を作り出した奇岩。
また、6000年前に波に洗われて姿を現し、人が石を取ったために洞となったものもあります。



魔見ヶ島(マブリカ)
魔見ヶ島は鬼ケ城の沖合約1.5Kmに浮かぶ無人島で、地元ではマブリカと呼ばれ
磯釣りやダイビングの人気スポットとなっています。
垣武天皇のころ、将軍坂上田村麻呂が鬼ヶ城の鬼の征伐を命じられた際、沖の魔見ヶ島に童子が現れ舞唄い、鬼が油断して岩戸を開く一瞬に将軍が神通の矢を放ち、見事一矢でしとめたという。伝説がのこっております。



千畳敷
凝灰岩が海蝕されてできた大洞窟です。
前方の5段の段丘は大地震ごとに隆起したもので、上段下段に分かれ高さ約15m、広さ約1500平方mもあります。
昔、多娥丸の住みかであったといわれています。



奥の木戸
西に向かって歩くと突き当たりるのが奥の木戸です。
道は狭く歩きにくい箇所も多いため、ハイヒール等の靴はお避けたほうが良いでしょう。

猿戻
長さ百数十メートル、高さ数10メートルの絶壁で、大きな岩の裂け目が見られます。
岩角に打ち寄せる波しぶきは壮観です。
猿もここで引き返すといったところから『猿戻り』の名を付けたのでしょうか?



鬼の見張場
昔、海の交通が盛んであった頃、見張り場に絶好の場所であったと言われています。
千畳敷より半分以上進んできました。
鬼ケ城に訪れた際は、ぜひここまで来てこの風景を楽しみましょう



鬼の洗濯場
平で大きな岩場で、昔鬼がここで洗濯をしたといわれています。
千畳敷から約27分です。



波切不動
石英粗面岩の岩盤から一種異質の岩が突き出し、昔から不動尊の形をしています。
また、ここは高波のとき、岩を噛むような感じになるのでこの名がつきました。
千畳敷から約29分。



3.奇岩 獅子岩

熊野市の花窟神社から、北へ向かってす串だけ国道311号線を進むと、右手の海岸に見えてくるのが、この獅子岩です。
七理御浜の北側にそびえる奇岩で、大自然の浸食が造りあげた高さ25m、周囲210m。
その姿はあたかも熊野灘の彼方に向かって吠える大獅子のようです。
はるか昔から旅人たちの目を楽しませ、度肝を抜いてきたことでしょう。
国の名勝・天然記念物に指定されています。



5.基本情報

住所 〒519-4323  三重県熊野市木本町
交通アクセス
(1)熊野市駅からバスで5分

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