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各地の名所を巡る

魹ヶ埼灯台

本州最東端の魹ヶ埼にある灯台

「岩手県宮古市重茂」

2020年全国の梅雨明けは沖縄で6月12日、九州、四国で7月30日、関東で8月1日、東北南部で8月2日。
8月3日から30度以上の猛暑が続く中、東北北部はどうやら今年は梅雨明け宣言がないまま秋に入りそうです。
本州最東端の碑がある魹ヶ埼へ向かいます。



州最東端の岩手県宮古市の魹ヶ崎に位置する灯台で、トドヶ埼灯台ともいわれます。
北海道に向かう船舶にとって、大きな目印になる灯台であり、三陸海岸では一際明るい灯台です。



三陸自動車道、山田IC下車県道41号を姉吉キャンプ場へ。
特に南側からはリアスの海岸に沿った、狭く、急勾配、急カーブの連続する道です。
途、豪雨被害の影響で道路が一部崩れている箇所があります。



姉吉キャンプ場の駐車場に車を停め、道路を海に向かって行くと左手に遊歩道入り口へ。
日本最東端の碑がある魹ヶ埼までは、ここから4km歩かなくてはなりません。
山道なので表示通り1時間はかかるでしょう。



入口からすぐ上り坂が続きます。
ある程度登ったら尾根道蛇行しながら進んでいきます。
途中、海を見下ろしながら広葉樹や赤松の松原の中を歩きます。
豪雨の影響か沢沿いは土砂崩れの跡もあります。



散策路入り口から歩き始めて1時間、灯台が見えてきました。
白亜の灯台と太平洋の大海原が広がっています。



今日の最高気温が31度。
あずま屋にある温度計では24度、海からの潮風が火照った体をここちよく冷ましてくれます。
また、ここには想いでノートが置いてあります。
記念に感想など書いて、足跡を残してみてはいかがでしょうか。



魹ヶ崎灯台
塗色構造 白塔形
灯  質 単閃白光 毎15秒に1閃光
高  度 530,000カンデラ
光達距離 20海里
塔  高 34m
灯  高 58m
初 点 灯 明治35年3月1日



喜びも悲しみも
本州最東端の碑
碑には灯台守とその家族の生活を描いた「喜びも悲しみも幾年月」の記述があります。
作者である灯台守の夫人もこの岬に暮らしていたそうです。
今は無人化されて誰もいませんが、その昔は歩いてしか来れないこのさいはての地に働き、暮らす家族がいたのです。



岬はテーブル状の岩場で海側は断崖絶壁なのでくれぐれもご注意を
ご注意
天候の良い日を選びましょう。
山道なので運動靴と歩きやすい服装で。
日が暮れると照明もありませんので夕方までには駐車場に戻ってくるような時間配分で。
岬は無人です。食料や飲料水は持参しましょう。



住所 岩手県宮古市重茂第9地割大平
アクセス
 JR宮古駅から車で約60分(約30km)で姉吉キャンプ場
  トドヶ崎は姉吉キャンプ場から徒歩約60分(車でトドヶ崎までは行けません)
 JR宮古駅からバス(重茂石浜・川代行)で75分
  バス停姉吉下車徒歩約80分
駐車場
 乗用車50台(姉吉キャンプ場)

散策コース
 森林浴コース
  姉吉キャンプ場→トドヶ埼灯台→姉吉キャンプ場
  所要時間 約3時間(往復) 約8km

 健脚コース
  与奈→種刺海岸→トドヶ埼灯台→姉吉キャンプ場
  所要時間 約4時間(※片道の時間) 約11km

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