宗岳寺に残されている立派な石塔が羽犬塚です。
中央部分に「犬之塚」と彫られており、犬を供養する目的で作られました。
ただし、この羽犬についての伝説は、全く正反対の内容として伝わっています。
羽犬塚発祥の碑
天正15年(1587年)4月、天下統一のために九州に攻め入った豊臣秀吉は、この地を荒らし回る怪物・羽犬を退治する。
しかしその怪物の知勇に感じ入るところがあり、塚を築いたという。これが一つ目の伝承。
一方、同じく九州遠征を果たした秀吉は、そのお供として羽の生えた犬を連れてきたのであるが、この地でその犬が病死したために家臣が塚を築いたという。
これが二つ目の伝承である。いずれにせよ、翼を持つ特異さだけではなく、天下人を魅了し、立派な塚を築かせるだけの不思議な犬だったということになるだろう。
現在、羽犬塚小学校前、筑後市役所前、山の井交差点、羽犬塚駅前には、羽犬の像がある。
所在地 福岡県筑後市大字羽犬塚521
「落差が凄い見返りの滝」
宗岳寺 羽犬塚から見帰りの滝滝まで85km,1時間10分です。
伊岐佐川の見帰りの滝は九州一の落差で有名。
滝とその下流沿いに町内ぬは植えられた40種約4万株の紫陽花が初夏の6月に可憐な花々を咲かせるそうです。
6月の1カ月間は「あじさいまつり」が開催され、期間中は多くの観光客で賑わとのことです。