寝覚の床は長野県木曽郡上松町に木曽川の急流に浸食されできた奇岩が並ぶ景勝地です。
浦島太郎が玉手箱を開け夢から目が覚めたことから、「寝覚の床」と名づけられたという伝説があります。
ここの奇岩は木曽川の流れで花崗岩の岩盤を長年にわたって浸食して出来あがったものです。
岩には獅子岩、マナ板岩、釜岩、床岩、腰掛岩、屏風岩、亀岩、など名前がつけられています。
寝覚の床には、浦島太郎伝説が残っており、中央部の大きな岩の上に建てられた浦島堂です。
昔話で知られている、浦島太郎が玉手箱を開けた場所と伝えられています。
ある日
昔のことを思い出して岩の上で玉手箱を開けたところ、中から出てきた煙とともに、見る見る浦島太郎は300歳の老人となってしまいます。
浦島太郎には、今までの出来事がまるで「夢」であったかのように思われ、目が覚めたかのように思われました。
このことから、この里を「寝覚め」、岩が床のようであったことから「床」、すなわち「寝覚の床」と呼ぶようになったと伝えられています。
空 充秋 作「浦島太郎物語」
この作品は、植松町を流れる滑川から採掘された御影石を使い、古来より語り継がれてきた「浦島太郎物語」を題材につくられたものです。
竜宮城、波、煙、玉手箱をイメージ化した形は、その物語を象徴するものです。
散策するには滑りにくい靴で、ハイヒールやサンダル、革靴などは避けたほうが良いでしょう。
住所 長野県木曽郡上松町寝覚
交通アクセス
(1)塩尻ICから車で70分
(2)中津川ICから車で60分下車徒歩5分