中山道は全長534キロで、日本橋から京都三条大橋までを山側で繋ぐ街道です。
江戸時代の面影をそのまま残す、宿場町が多くあります。
その中で奈良井宿を紹介します
ー 目 次 ー
1.中山道 木曽路 十一宿場とは
2.奈良井宿について
3.奈良井宿の見どころは
①杉並木と二百地蔵
②奈良井宿町並み
③水汲み場
④木曽の大橋
4.絶景ビュースポット
5.奈良井宿のグルメ
6.奈良井宿周辺の宿場スポット
7.基本情報
中山道は木曽を通るので「木曽路」とも呼ばれ、参勤交代や大名や皇族のお輿入れにも盛んに利用されました。
木曽路 十一宿場とは贄川宿、奈良井宿、薮原宿、宮ノ越宿、福島宿、上松宿、須原宿、野尻宿、三留野宿、妻籠宿、馬籠宿の宿場です。
奈良井宿について
「奈良井千軒」とも呼ばれ、中山道における木曽路一番の賑わいをみせた宿場町です。
広い土間や千本格子の美しい町並みは延長約1kmにもおよびます。
町並みに入ると、そば屋、茶房、酒屋、土産屋、民宿などと住居が混在しております。
奈良井宿を散策するには、奈良井駅にある観光案内所で散策マップを手に入れましょう。
おすすめは、杉並木と二百地蔵、奈良井宿町並み、水汲み場、奈良井木曽の大橋です。
①杉並木と二百地蔵
中山道杉並木は江戸時代に定められた道で、杉並木が旧街道の面影をよく感じられます。
奈良井駅から徒歩約5分、町の入口にあります。
地蔵堂の前には、正観音をはじめ千手観音・如意輪観音などの観音像が約二百体まつられております。
これは、明治期の国道開削・鉄道敷設の時に奈良井宿周辺から集められました。
②奈良井宿町並み
奈良井宿の町を散策すると、昔の時代にタイムスリップしたように感じられます。
旅人はここで一晩過ごし、次の厳しい峠越えに備えたことでしょう。
③水汲み場
奈良井宿の町並みを特徴づけている、水場は生活に欠かせない生活用水の確保や、火災の発生した場合に連なる家々への延焼を防ぐために山から豊富な湧水を利用して設けられています。
町全体に、数えたら六つもの水場がありました。
④木曽の大橋
総檜造りの太鼓橋は、橋脚を持たない橋としては日本有数の大きさです。
ここの橋を渡れば広大な芝生公園(水辺公園)が拡がります。
また、4月上旬から11月上旬の日没後にライトアップも見られます。
奈良井宿のはずれにある鎮神社から見る町並み。
鎮神社入口から来た道を振り返ると、奈良井宿の昔の面影がそのまま見られます。
ここからの古い町並みを眺めたり、撮影するには絶好の場所です。
地元の農産物を使った素朴ながらも味わい深い食文化を楽しめます。
おすすめはそば、五平餅、おやきなどが堪能できます。
食事・甘味処 こころ音
店内に入ると、宿場らしくまっ黒の立派な梁や柱が昔の面影が感じられます。。
観光案内も兼ねている駅員さんから聞いた、とうじ蕎麦をいただくことに。
初めに独特のざるにお蕎麦を入れて、お鍋に入れて温めて食べます。
あとは、好みで具も器に盛っていただきます。
鍋には、お醤油ベースのダシで、白菜やなめこ・ねぎ・油あげ・鶏肉など具は沢山。
ざる蕎麦よりもボリュームがあって、1,5人前位はありそうでした。
サービスに五平餅をいただきました。
これも美味しい!
食事・甘味処 こころ音
住所:〒399-6303 長野県塩尻市奈良井368
営業時間:AM11:00〜PM2:30(夜の営業は予約となります)
休日:水曜日
TEL:0264-34-3345
贄川宿
木曽路 十一宿場の最北端にあたる、谷の中央にひと筋にのびる宿場町です。
中ほどには、国の重要文化財「深澤家住宅」、北の出口には復元された「贄川関所」があります。
贄川関所は豊臣秀吉の時代に、材木の監視を目的とし設置されました。
住所:長野県塩尻市贄川 駐車場:無料 約6台
妻籠宿
中山道42番目の宿場(中山道六十九次)で、現在は長野県木曽郡南木曽町の蘭川東岸に位置します。
妻籠観光協会 観光案内所
住所:長野県木曽郡南木曽町吾妻2159-2
電話:0264-57-3123
駐車場 乗用車 500円/1日 単車 200円/1日
馬籠宿
木曽路の最南端にあります。
宿場町として栄え、全長600mの石畳の坂道に沿って、当時の面影の家並みを感じる事ができます。
町には、馬籠脇本陣資料館、藤村記念館、お土産物屋さんがならび、散策が楽しめます。
住所:岐阜県中津川市馬籠
電話:0573-69-2336
奈良井宿
住所 長野県塩尻市奈良井
交通アクセス
・長野道塩尻ICよりR19経由、名古屋方面へ30分