各地の名所を巡る

「新潟県柏崎市」

柏崎恋人岬は佐渡弥彦米山国立公園の中にあり、正式名称は鴎ヶ鼻といいます。
穏やかな青い日本海と福浦海岸の断崖絶壁の景色を楽しめる景勝地としても人気の高い場所です。

恋人岬の名前の由来とは
柏崎恋人岬では「佐渡情話」という、悲恋の物語を由来が。
佐渡の小木に住んでいたお弁と船大工藤吉の物語。

仕事で佐渡に行った藤吉とお弁が出会い恋が芽生える。
しかし、藤吉は仕事が終わり柏崎へ戻ることに。
お弁はひどく悲しみ、ある夜、海辺で沖をながめていると、海の向こうにチカリチカリと灯りが見えるのに気付きく。
お弁はこの灯りが藤吉から聞いたことがある柏崎番神岬の常夜灯のことだと気づき、急に藤吉が恋しくなり、側にあったたらい船に乗って、大海へ漕ぎ出す。

お弁は無事に柏崎に着き、藤吉との短い逢瀬を楽しみ、再びたらい舟に乗って小木へ帰る。
この逢瀬を重ねるうちに藤吉はあまりにも激しいお弁の愛情が恐ろしくなり、ある夜、お弁が海の上を途中まで来た時刻を見計らって、常夜灯の灯りを吹き消してしまいました。

翌朝、変わり果てた姿のお弁が青海川の海岸に漂着し、藤吉は自分の仕打ちを悔い、お坊さんになってお弁の菩提を弔い、海へ飛び込んで後を追ったそうです。
人々は亡くなったお弁を番神岬に葬り、その上に松の木を植えましたが、この松はその後、雨にも風にも耐えて成長し、悲しい恋物語を伝えています。

写真中央の鐘の左右に２つずつ、全部で５つの鐘があります。
恋人岬を訪れたカップルの皆さんは、ぜひお二人でベルを3回鳴らすと、幸せになれるそうですよ。

恋人同士で柵に鍵を付けると将来幸せに結ばれるといわれ、たくさんのプレートが鍵で柵に留められているんです。
プレートは敷地内の売店で販売されています。

基本情報
柏崎恋人岬
住所　〒949-3661　 新潟県柏崎市青海川133-1
交通アクセス
(1)JR信越本線「柏崎駅」から車で15分
(2)JR信越本線「青海川駅」から徒歩で20分
(3)北陸自動車道「米山IC」から車で5分