お城のある山のふもとを円山川が流れていますので、秋のよく晴れた朝には、濃い霧が発生します。
この霧が雲海となり、その中に浮かんでいるような姿から、「天空の城」「日本のマチュピチュ」と呼ばれています。
竹田城は、標高353.7mの古城山の山頂にあります。
山頂まで車で行くことができないので、徒歩20~40分の山登りが必要です。
・9~11月で、前日の夜から明け方にかけて、よく晴れて冷え込み、当日の日中にかけて急に温度が上がる日。
天気予報で温度差が10℃以上。
・当日の朝風がないとき。
・前日~数日前に一度雨が降り、湿度が高めな時。
これらがそろうと、高確率で雲海が発生します。
天気予報アプリで、天気や気温、風速などをマメにチェックしましょう。
雲海は午前4時ごろには発生しています。
10~11月の兵庫県近辺の日の出は6時~6時30分ぐらいなので真っ暗です。
山中なので街灯は一切ありませんので懐中電灯は持っていきましょう。
立雲峡は竹田の町をはさんで、南東側の山腹にある自然公園です。
山道を登っていくと、第三、第二、第一の順番で展望台があります。
特に建物があるわけではなく、林を切り開いた広場に大きな階段のように「ひな壇」が設けられていて、人が多くて数列になっても撮影がしやすいよう工夫されています。
第二展望台までは約15分、第一展望台までは約5分で行けるので、こちらの方がグッと身近です。
一番奥の第一展望台までは徒歩約40分で、途中の道の勾配もきつめです。
それだけに、竹田城よりさらに高い位置から見下ろす角度になり、お城の背後にも雲海が広がる写真が撮れます。
立雲峡
住所 兵庫県朝来市和田山町竹田
車でのアクセス
北近畿豊岡自動車道・播但連絡道路、和田山インターから車で10分
公共機関でのアクセス
JR播但線、JR竹田駅徒歩1時間
竹田城跡は、標高353.7mの古城山山頂に築かれた山城です。
古城山の山全体が虎が伏せているように見えることから、別名「虎臥城」とも呼ばれています。
この地域は、しばしば秋の良く晴れた朝に濃い霧が発生することがあります。
この朝霧が竹田城跡を取り囲み、まるで雲海に浮かぶように見える姿から、いつの頃からか竹田城跡は「天空の城」と呼ばれるようになりました。
山城として絶好の位置
天空の城として有名な竹田城ですが、登ってみると眼下を見渡せる山城としては絶好の位置に建てられた城です。
戦国時代には豊臣秀吉の弟 秀長がここを守っていたこともあります。
廃城から約400年を経ているが石垣がほぼ完全に残っており、早朝に濃霧が発生すると城が雲海に浮かんでいるように見えます。
この姿が美しく「天空の城」「日本のマチュピチュ」とも評されている。
住所 〒669-5254 兵庫県朝来市和田山町竹田
交通アクセス
(1)竹田駅から竹田城跡
①徒歩/表米神社登山道/55分/かなりきつい登山道
②徒歩/駅裏登山道/40分/比較的なだらかな登山道
(2)山城の郷から竹田城跡 徒歩/40分/アスファルトの坂道
クローズ:1月4日~2月末:冬季閉山のため日中登城できません
竹田城跡観覧券 500円