石垣や天守、櫓は、元和元年(1615)に入部した伊達家により修築されますが、基本的な城構えは高虎時代のものを踏襲しています。
天守
伊達家2代藩主・宗利が、寛文年間(1661~73)の城郭全体の大改修に合わせて、当時の最新式の層塔型に新造したものが、現在の天守です。
高さ15.72m、面積212.75㎡。
標高80mの丘上に築かれた平山城まではこの石段を上っていきます。
井戸
この井戸は、現在の城山に残る三つの井戸のうち、最も重要視せられたものです。
ここを井戸丸といい、井戸丸御門、井戸丸矢倉などがあって、有事の時のため、厳重に管理していました。
井戸の直径2.4m、周囲8.5m、深さ11m。
ここは城山の北側の谷の中腹、三の丸から登り道にあたり、数少ない城山の遺構の一つです。
城内に展示されている天守閣摸型
天守3階から北を望む
左手に天守鬼門の方角に藩祈祷所として建立された龍光院、藩祖英宗により成敗された総奉行山家清兵衛の御霊を祭った和霊神社が見えます。
東を望むと
藩主が眠る菩提寺や伊達家総鎮守の宇和津彦神社があります。
その背後には100m級の山々が連なる鬼ヶ城連山が望めます。
南側です。
西側には宇和海が一望できます。
左後方の山は九島です。
所在地
〒798-0060 愛媛県宇和島市丸之内1
電話 0895-22-2832 (郷土館 電話:0895-22-3904)
交通・アクセス
JR宇和島駅から徒歩25分(城山登山口まで10分⇒天守まで15分)
・バスの場合は南予文化会館前(3分)下車⇒城山登山口まで徒歩2分
道の駅「すくも」から夕日が見られるそうですが、見ることができませんでしたので掲示板から。
日本の夕日百選
宿毛のだるま夕日
だるま夕日は冬場の大気と海水温との温度差が大きいとき、海面にあがった
水蒸気に太陽の光が屈折して海面にもう一つの太陽が映し出される現象です。