大台ケ原は、三重県と奈良県の県境にある、最高峰の日出ヶ岳(1,695m)を含む台地状の高原です。
ここの年間雨量は3,500mmとされており、日本でも有数の降雨量の多い山としても知られています。
今回はあいにく霧の中を散策します!

大台ヶ原は東大台と西大台にエリアが分かれています。
西大台は利用調整地区に指定され、原生的な森林が広がっています。
ただし、入山には事前申請が必要です。
一方、東大台は誰でも気軽にハイキングや登山を楽しむことができます。
今回は東大台のコースの大台ヶ原ビジターセンターから日出ヶ岳、大蛇ぐらをまわる、所時間は約4時間の周遊コースをご紹介します。

登山コースの見どころ4つ
①日出ヶ岳山頂から見る絶景
しかし、あいにくの濃霧により視界は期待できず残念でした。
雨や霧で見えないことはしばしばだそうです。
晴れた日には、最高峰の山頂には展望台があり、360度の大パノラマが見事。
特に、天気の良い早朝には富士山が見ることができます。
そのため、日の出を目当てに訪れる登山客も多いそうです。
写真はパネルから撮影

②正木ヶ原の風景
広い丘には、立ち枯れしたトウヒの風景は幻想的です。
見晴らしはよく、熊野灘まで見渡せます。
また、日出ヶ岳から正木峠の間にはシロヤシオの群生を6月上旬から中旬頃に見ることができます。
幻想的な霧の中の風景でした!

③大蛇嵓は高さ800mの断崖絶壁
先端に立つと、足下がすくんでしまう程のスリルを味わえる。
ここは大蛇の背に乗ったようなスリルが味わえる人気のあるスポットです。

天気の良い日には展望もすばらしく、西大台やその奥に大峯山系を臨めます。
また、5月下旬シャクナゲ、6月上旬にはアケボノツツジが見られます。

④シオカラ谷
また、吊り橋まではシャクナゲが群生が見られ、「シャクナゲ坂」とも呼ばれています。
(シャクナゲの見頃は5月20日前後から1週間程度)
おすすめの季節は、冬を除いた春夏秋シーズンです。
4月のマンサク、5月にはゴヨウツツジやシャクナゲなどの花が咲き誇り、10月から11月にかけてはブナやモミジなどの紅葉などが楽しめます。

登山口駐車場
大台ヶ原ビジターセンター
住所:奈良県吉野郡上北山村小橡660-1
TEL:07468-3-0312
収容台数:200台
駐車料金:無料
トイレあり
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