弥山へ登る

｜弥山山頂からの展望は絶景

「広島県廿日市市宮島町」

弥山は、厳島（宮島町）のほぼ中央に位置し、標高535ｍの山です。
山の形が須弥山（仏教ではインドの山）に、似ているからだとか、また元々「御山」（おやま、みやま）と呼ばれていたので、「弥山」になったなどといわれています。

ー　目　次　ー

１．弥山登山モデルコースは四つ
 ２．主な登山コース入口までの所要時間は
 ３．ロープウエーでいく
 ４．見どころ３大ポイント
　　　 ①弥山山頂からの眺め
　　　 ②世界遺産「弥山原始林」
　　　③史跡、神社、仏殿、パワースポット巨石めぐり
 ５．アーケード街で食べ歩き
６．まとめ
７．基本情報

１．弥山登山モデルコースは四つ

厳島神社から弥山山頂へ登るには、ロープウエーを使うコースと登山口から歩くコースがあります。
山頂までの片道所要時間はロープウエー利用では約１時間、登山口から徒歩で約１時間３０分～２時間半です。

１．宮島ロープウエーコース（体力や時間に余裕がない方向き）
　　宮島ロープウエーを紅葉谷駅から乗り、獅子岩駅で下車、山頂まで歩くコース。
　　ロープウエーからの眺めも絶景です。
　　所要時間は片道１時間。

２．紅葉谷コース（一般初心者向き）
　　紅葉谷公園から紅葉谷川に沿って登る坂道ルートの定番コース。
　　夏は美しい新緑、秋には見事な700本の紅葉が見られます。
　　山頂までの所要時間は約１時間３０分。

３．大聖院コース（足腰に自信のある人向け）
　　大聖院から仁王門跡を経由して展望の良いコース。
　　弥山登山コースに入るまで、石段が多い道のりです。
　　山頂までの所要時間は約１時間３０分～２時間。

４．大元コース（原始林を歩く山歩きベテラン向け）
　　大元公園から岩屋大師を経由しますが、森林が覆い茂り、巨岩が多く距離もあります。
　　岩屋大師や高さ80ｍの断崖見ごたえあり。
　　山頂までの所要時間は約２時間。

２．主な登山コース入口までの所要時間は

ここでは、宮島桟橋から登山口まで歩いた場合の所要時間を説明します。
お好みのモデルコースの所要時間に各コースの時間をプラスをお忘れなく。

　① ロープウエー紅葉谷駅まで約３０分
　　　　（宮島桟橋→厳島神社→紅葉谷公園入口→ロープウエー紅葉谷駅）
　② 紅葉谷コースは１５分
　　　　（宮島桟橋→厳島神社→紅葉谷公園入口）
　③ 大聖院コースは２０分
　　　　（宮島桟橋→厳島神社→紅葉谷公園→大聖院）
　④ 大元コースは１０分
　　（宮島桟橋→厳島神社→紅葉谷公園→大聖院）

３．ロープウエーでいく

厳島神社から弥山へ向かうには、旅館岩惣の前にあるロープウエー無料バス停留所まで歩き（徒歩約６分）、そこからバスで紅葉谷駅まで行く方法と、紅葉谷公園を散策しながら行くコースがあります。
ご高齢の方や体力に自信のない方は、無料シャトルバスを利用されると良いでしょう。

４．見どころ３大ポイント

①弥山山頂からの眺め
宮島ロープウエー獅子岩駅から、獅子岩展望台、弥山本堂、くぐり岩を経て弥山山頂へ到着。
　標高５３５ｍからは瀬戸内海が３６０度の大パノラマが絶景！

弥山展望休憩所からの眺め

広島市街

頂上からの眺めは素晴らしく、宮島ロープウエー獅子岩駅、瀬戸内海が見える。

②世界遺産「弥山原始林」
　原始林石碑
　1929年に天然記念物に、1996年に世界遺産に指定されました。
昔からほとんど人の手が加わることがなかったため、本土と比べ自然度の高い植物が残されています。
寒い場所に生息する種と暖かい場所に生息種が共存している、もみの木とミミズバイ。
また、貴重種のヤマグルマ、マツブサがあります