岩手県の南西部にある標高1,548mの山で、現在は死火山です。
焼石岳・牛形山・駒ヶ岳と合わせて焼石連峰とも呼ばれています。
日本の二百名山の一つで、豊かな高山植物、山開き後に咲く多数の美しい花や花畑から、日本の花の百名山としても有名です。
ー 目 次 ー
1.焼石岳の登山ルートは
2.中沼ルートから焼石岳山頂へ
3.中沼登山口へのアクセス
4.中沼ルートチェックポイント
①中沼
②銀名水
③姥石平
④焼石岳(1548m)
⑤東焼石岳 (1507m)
5.焼石岳の高山植物
6.見逃せない眺望
7.焼石岳登山のまとめ
8.焼石岳基本情報
焼石岳の登山ルートは東成瀬ルート、つぶ沼ルート、中沼ルート、夏油ルートがあります。
沢や岩場などの難所があるコースから、沼や湿原、花畑などが楽しめるコース、日帰り、宿泊どちらも可能です。
DSC08617.jpg河原の坊駐車場より小田越登山口まで県道25号を2km、徒歩約40分。
この登山コースの中で、1番人気のある中沼ルートから登山します。
焼石岳中沼ルートは全長約6.8kmで、登山時間は約往復8時間です。
中沼登山口から中沼~銀名水避難小屋~姥石平分岐点~焼石岳山頂~東焼石岳山頂~姥石平分岐点~銀名水避難小屋~中沼~中沼登山口までのコースです。
電車の場合
JR水沢駅下車、バスでひめかゆスキー場行きで終点で下車。
そこからタクシーで中沼登山口へ
車で行く場合
東北自動車道の水沢ICから国道4号線を胆沢方面に南下。
案内板から尿前林道(約8km)未舗装の悪路で、道幅も狭い。
乗用車以外の大型車両は通行禁止。
登山口は約30台分で24時間出入り自由の無料駐車場があります。
入山届けポストと小屋型の非水洗トイレあり。
①中沼
登山口から約40分で中沼に到着。
中沼では、水面に映る残雪の焼石連峰が見られます。
そこから少し進むと上沼があり、山道ではたくさんの高山植物が迎えてくれます。
②銀名水
中沼からは約1時間で銀名水に到着します。
つぶ沼ルートとの合流地点にある銀名水は、冷たくてまろやかな湧き水があります。
銀名水から少し登ると、銀名水避難小屋が右手に見えます。
ここからは遅くまで残雪が残る場所。
雪上は急勾配で滑りやすいので、足元に注意し慎重に進みましょう。
③姥石平
姥石平までの登山道には岩がゴロゴロあり、安定しない岩の上も歩くことになりますので、注意しながらゆっくり登りましょう。
姥石平に到着、正面の山は焼石岳です。
④焼石岳(1548m)
姥石平にある泉水沼から20分ほどで焼石岳山頂に到着。
⑤東焼石岳 (1507m)
東焼石岳の頂上からは、お花畑や先ほど登った焼石岳も望むことができます。
銀名水避難小屋からまもなく木道脇には、ミズバショウやリュウキンカなどのお花畑が楽しめます。
姥石平は広大な湿原地帯で高山植物がいっぱい!
初夏には一面花で埋め尽くされ、満開のお花畑を散策できます。
焼石岳山頂から登ってきた道を姥石平まで下ります。
そこから東焼石岳山頂までなだらかな稜線に咲くお花畑を満喫します。
足元にはハクサンイチゲがいっぱい!
東焼石岳にしか見れない貴重な花、ミヤマショウガマの白色です。
ピンクはいたるところに群生していますが、これは別物です。
鳥海山を望む
姥石平にある泉水沼から焼石岳山頂に登る途中、遠方には鳥海山がくっきり見えます。
ハート型の泉水沼
山頂からの眺めは素晴らしく、湿原や池が見えます。
眼下には泉水沼が、沼の右端の雪が解けるとハート型に見えるのが特徴だそうです。
山登り初心者でも日帰りで大自然を楽しむめる山です。
山開き直後の新緑、高山植物やきれいな花畑や紅葉など自然を満喫できます。
登山道は沢沿いや残雪の上を歩きますので、防水や滑らない登山靴を着用しましょう。
住所 〒023-0403 岩手県奥州市胆沢区若柳
交通アクセス
(1)水沢駅から車で50分(つぶ沼登山口)
(2)東北自動車道水沢ICから車で60分(つぶ沼登山口)