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各地の名所を巡る

岩手山

柳沢コースから登頂

「岩手県滝沢市上岩手山」

朝一番に登山をするために、前日に馬返し駐車場で車中泊。
駐車場には数台の車が駐車、その中には明日登頂を目指す車もいました。
夜は雨と強風でしたが、翌朝は風が強いものの雨は上がったようです。
馬返し駐車場から少し斜面を登ると水場や休憩舎、トイレのある登山口に着きます。



ー 目 次 ー
1.岩手山登山ルートは七つ
2.岩手山の表参道人気のコース
3.避難小屋
4.柳沢コース(馬返しコース)の所要時間
5.アクシデント
6.アクセス
7.まとめ

1.岩手山登山ルートは七つ

岩手山には7つの登山ルートがあります。
①柳沢コース(馬返し登山口)
②焼走りコース
③上坊コース
④七滝コース
⑤松川コース
6網張コース
⑦御神坂コース
その中で、人気が高い盛岡方面からのアクセスがよい「柳沢コース」から登ってみました。



2.岩手山の表参道人気のコース

柳沢コース(馬返しコース)
岩手山登山道の中でも登山者の多いメジャーなコースで初心者にも安全に登れます。
灌木帯を登る新道と展望の良い露岩帯を登る旧道があります。
8合目には水場があって水分補給や、管理人が常駐(夏期)する避難小屋を利用できます。



3.避難小屋

岩手山山頂までは避難小屋は三つ。
八合目避難小屋、鬼ヶ城分岐にある不動平避難小屋、岩手山山頂へと向かうルートから
焼走りコースへ下山するルートに少し降りた平笠不動避難小屋です。

①八合目避難小屋(標高1,770m)は大きな小屋で、小屋の前に水場があります。
 小屋には管理人さんがいて、食事は出ませんが、宿泊可能で一人1700円。
 TEL 019-623-8075
②不動平避難小屋(標高1820m)は無人で、水場は無、小屋の中にトイレがあります。
 TEL 019-684-2111
③平笠不動避難小屋(標高1750m)も無人、水場は無、トイレはあります。
 TEL 0195-76-2111
(写真は不動平避難小屋)



岩手山八合目避難小屋(標高1,770m)は収容人員150名、登山者の休憩地です。
小屋には管理人さんがいて、食事は出ませんが、寝泊まることが出来ます。
一人1700円です。TEL: 019-623-8075



4.柳沢コース(馬返しコース)の所要時間

時間の目安は、馬返しから八合目小屋まで3.5時間 、八合目小屋から山頂は1時間で往復は9時間。

馬返し駐車場→半合目分岐より旧道→一合目合流→二合目半から旧道→七合目新道と合流
→八合目避難小屋→九合目不動平→石仏が並ぶ御鉢を時計回りで→岩手山山頂→時計回りで下山→七合目から新道へ→二合目半から新道→登山口 



馬返し登山口から、続く林内の道は粘土質で滑りやすい箇所もあります。
特に雨が降った後は滑りやすいので、注意が必要です。
40分ほどで出合う分岐半合目。
新道と旧道の分かれますがすぐ一合目で合流します。
ここから旧道を進みます。



三合目で見かけたナナカマドの実。
紅葉にはまだ早いようですが、真っ赤な実が鮮やかでした。



二合目から旧道の方が1時間ほど余計に時間がかかりますが、眺望が良いので、こちらを選ぶ人も多いようです。
石バネともいわれ、三合目から五合目付近は岩場の急坂を登っていきます。
岩場で浮石も多いので、滑らないように注意しましょう。



後ろを振り向くと、素晴らしい展望が楽しめます。



五合目を過ぎた所で見かけた巨岩。
なんと、岩に書いてある文字「キケン」が逆さま!!!
岩が逆さまに転がったのか、書く人が逆さに書いたのか不明??



八合目避難小屋からハイマツ帯に続く緩やかな道は、御神坂や鬼ヶ城、お花畑の各コースを合わせる九合目の不動平までわずかの時間です。
不動平には避難小屋やベンチがあります。
九合目の不動平から目前に迫る火山砂礫の御鉢に向かって急登が始まります。
火山礫の斜面は滑りやすいので、慎重に進みましょう。



石仏が並ぶ御鉢を時計回りで山頂へ。
ガスが消え見晴らしがよくなりましたが、風が強いので要注意です!




山頂直下の焼走りコース分岐をすぎた先にピークが薬師岳、岩手山山頂(2,038m)です。
岩手県で一番高い高い山、ここからの眺望は圧巻!
休憩を含め、5時間で登頂。



下山は往路をたどりますが、時計回りで御鉢を下り、七合目から新道を進み登山口へ。
前方に広がる風景は息をのむほど圧巻!



林の中に黒く見えるのは焼走り溶岩流、左手には焼走りコース登山口がある駐車場です。
焼走り溶岩流については、溶岩を歩いてみた!「焼走り溶岩流」を開いてみてください。
http://tabitabi21.blog.fc2.com/blog-entry-264.html



中央に岩手山山頂、右手の山が妙高岳。
風が強いですが、晴れたので疲れが一気に解消されました。
470三合目で見かけたナナカマドの実。
紅葉にはまだ早いようですが、真っ赤な実が鮮やかでした。



5.アクシデント

火山砂礫の御鉢に向う直後にアクシデント発生。
登り始めてから4.5時間経過過ぎたころ、急に足がつってしまった!
ふくらはぎのストレッチと数分の休憩と水分補給で、足のつりが解消。
原因と対処方法を調べてみました。

1.足がつる原因とは
 ①水分不足
 ②筋肉疲労
 ③運動不足
 ④栄養不足

2.登山で足がつる予防は
 ①登山前は
  ・体を柔らかくするため、ストレッチをする。
  ・水分補給をする(スポーツドリンクなどを飲む)。
 ②登山中は
  ・適度な休憩をする
   30分に5分または1時間に10分休憩、長く休むと体が冷えるので注意。
  ・水分や塩分を補給
3.もしも足がつった時は
  ・つった筋肉を伸ばすためにふくらはぎや太もものストレッチをする。
  ・休憩をして筋肉を休ませる。(5分から10分程度)

4.最後に
足がつった原因は、すべてがあてはまるような気がしました。
 つった時は、ストレッチや水分補給を行い、数分で解消されました。
 登山前の体操、登山中は筋肉への負担をかけないこと、日常では体力づくりが必要と感じました。



6.アクセス

馬返しキャンプ場(岩手山登山口)
所在地 〒020-0619  岩手県滝沢市上岩手山268-6
交通アクセス
(1)滝沢駅からタクシーで20分
(2)滝沢ICから車で20分
タクシー利用の場合、IGRいわて銀河鉄道の滝沢駅からが20分
無料駐車場 150台駐車可能



7.まとめ

・登山口から続く林内は粘土質でぬれているときは滑りやすい。
・登山道は全般的に浮石が多いので転倒や捻挫に注意しましょう。
・強風や濃霧など天候不順時は新道を歩きましょう。
・石仏が並ぶ御鉢めぐりは強風には特に注意が必要です。
・八合目避難小屋の前にある湧き水は冷たくまろやかで美味しい。
・登山所要時間は休憩を含め、9時間でした。

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