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各地の名所を巡る

日御碕神社

日御碕に鎮座する朱色の社殿

「島根県出雲市大社町」

島根半島の西端に位置する日御碕神社は、『出雲国風土記』に「美佐伎社」と記される歴史ある神社です。
伊勢神宮が「昼を守る神社」であることに対し、日御碕神社は「夜を守る神社」として知られています。
毎年8月7日の夕刻、「夕日の祭り」が行われます。



神の宮(上の宮)
素盞嗚尊(スサノオノミコト)が祀られている神の宮は、現社殿背後の隠ヶ丘に祀られていたものを、安寧天皇13年に現在地にうつしたと伝わります。
神の宮本殿は、平成25年に屋根の葺き替えと金具補修、塗装の塗直しが行われました。
楼門をくぐり右手の小高いところにあり、神社の背後に「神蹟 隠ヶ丘」なる場所あり、「吾が魂はこの柏葉の止まる所に住まむ」と仰って投げられた柏の葉が止まった場所だとされてます。
神の宮(奥が本殿・手前が拝殿)



楼門をくぐり正面の上の本社より低い場所にあります。
「日沈の宮」の由来は、伊勢神宮が日本の昼を守るというのに対し、日御碕神社は日本の夜を守るようにと勅命を受けたことから。



日沉宮の妻飾り
日沉宮正面から右へ回り込むと高台があって、そこから本殿を横から見ることができます。
妻部分には、中央に太陽、右に月、左に星と思われる美しい彫刻があり、それぞれアマテラス、ツクヨミ、スサノオノの3姉弟を表しているといわれます。



蟇股(かえるまた)の彫刻
境内の社殿や桜門を見上げると、梁や桁の上に置かれた「蟇股」と呼ばれる部材に、動物や植物などの色鮮やかな彫刻が見られます。



蟇股(かえるまた)の彫刻
ひとつとして同じデザインははなく、龍虎や三猿、草花に至るまで多種多様です。



基本情報
住所 〒699-0763 島根県出雲市大社町日御碕455
電話 0853-54-5261
交通アクセス
(1)JR出雲市駅からバスで45分
出雲大社からバスで20分
(2)山陰道出雲ICから車で35分

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