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各地の名所を巡る

比叡山延暦寺

東塔・西塔・横川の3エリアを巡る

「滋賀県大津市坂本本町」

比叡山延暦寺は、伝教大師最澄が開いた天台宗総本山です。
比叡山にある延暦寺は延暦寺という建物があるわけではなく150ほどの堂塔の総称のことをいいます。
京都と滋賀の県境にまたがる比叡山は山全体が寺域で、東塔・西塔・横川の3エリアを合わせて比叡山延暦寺と呼びます。



東塔エリアのみどころ

大講堂
学問修行の道場で法然や親鸞をはじめ、比叡山で学んだ僧侶がすべて祀られています。
堂内にはそれらの僧侶の像があり、左端には聖徳太子の像を見ることもできます。



知恵をつかさどる文殊菩薩が祀られていて、学業にご利益があるとされています。
そのため、受験の合格を祈願する絵馬がたくさんありました。
文殊楼は根本中堂の真東に位置し、もともとは山門です。



国宝の根本中堂
東塔にある国宝の根本中堂と延暦寺に伝わる仏像や仏画などが展示されている国宝殿です。
延暦寺の総本堂で、薬師堂・文殊堂・経蔵の三宇によって構成されているそうです。
ここに訪れたのが、2019年10月29日で、本堂は工事中で二部の見学はできませんでした。
修理期間は2016年4月~2026年3月予定と看板がありました。



国宝殿
東塔地域延暦寺バスセンターの近くにあり、延暦寺に伝来する数多くの仏像・仏画・書跡等の文化財を保管するための施設です。
中には国宝や重要文化財に指定されているものも多く、延暦寺の歴史の一端に触れることができます。



木々や苔に囲まれた西塔エリアのみどころ

にない堂
西塔に入って最初に見られるのが、重要文化財のにない堂です。
法華堂と常行堂、2つのお堂が渡り廊下で結ばれた形の建物です。
10歳頃に比叡山に預けられた弁慶は、2つのお堂と渡り廊下を天秤のように担いだという伝説があります。
この渡り廊下は、京都府と滋賀県にまたがっていて、入り口から向かって左側が京都府、右側が滋賀県だそうです。



比叡山延暦寺で最も古い建物「釈迦堂」
本尊の釈迦如来にちなんで「釈迦堂」と呼ばれています。
織田信長の焼き討ち後、豊臣秀吉が比叡山の麓にある三井寺から移築したもので、比叡山では一番古い建物です。



紅葉の名所横川エリア

横川エリアはおみくじ発祥の地といわれます。
元三大師堂などがあり、ここではおみくじのルーツを勉強したり、おみくじを引くこともできます。
所要時間は30分程度です。
東塔地域から、シャトルバスにて15分、徒歩にて100分以上(東海道自然歩道)。
西塔地域から、シャトルバスにて10分です。

石垣の上に建つ朱塗りの横川中堂
横川エリアの中心となる「横川中堂」で、見上げると船が浮かんでいるようにも見えます。
848年に創建され、ご本尊として観音様が祀られています。

まとめ

・所要時間は東塔では約2時間(国宝殿も含みます)、西塔と横川は、それぞれ30分程度。
・ゆっくり見て回っても、半日あれば延暦寺の中を大体全て見てまわれます。
・東塔から横川まで歩こうくと1時間は掛かりますので、お車利用がおすすめです。

比叡山延暦寺 / 基本情報
住所 滋賀県大津市坂本本町4220
電話 077-578-0001
東塔・西塔・横川 共通券
 大人 700円、中高生 500円、小学生 300円
 ※2020年3月1日からは、大人 1,000円、中高生 600円、小学生 300円
国宝殿(宝物館)拝観料
 大人 500円、中高生 300円、小学生 100円
 巡拝料+国宝殿セット料金
大人 1,200円、中高生 800円、小学生 セット料金なし
 ※2020年3月1日からは、大人 1,500円、中高生 900円、小学生 セット料金なし
アクセス:
 JR比叡山坂本駅よりバスで5分
 ケーブル坂本駅下車~ケーブルカーで11分
 ケーブル延暦寺下車 徒歩すぐ
駐車場あり

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