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各地の名所を巡る

忠犬物語「老犬神社」

神社には「シロ」という忠犬の物語が残っている

「秋田県大館市」

老犬神社は秋田県大館市の鹿角市との境界に近く、国道から外れた静かな田園地帯にある森の中にある神社です。
神社には「シロ」という忠犬の物語が残っており、そこに登場する「シロ」が祀られており、この物語は実話であるとされ、物語に登場する狩猟免状などが今も残されています。



老犬神社の由来

江戸時代の中頃、南部領草木(現在の鹿角市草城か)に定六という又鬼(猟師)がいた。
この先祖は、源頼朝の富士の巻狩りの際、目覚しい働きによって全国通用の子孫永久又鬼免状巻物を頼朝公より拝領し、代々相伝している家柄であった。



その定六が、ある雪の朝、カモシカを近くの山で見つけ追いかけているうちにいつの間にか三戸城内まで入り込んでしまった。
不運にも定六は、その時巻物を身につけていなかったので、囚われの身となってしまった。
その時、猟の供をしていた犬が、もと来た道を引き返し引き返し、家にあった巻物を口にくわえ、飛ぶようにして三戸城内に戻ったが、定六はすでに処刑されていた。



定六の死後、妻は犬を連れて秋田領十二所館近くの葛原部落に移り住んだが、犬はその後、食を採らず、定六のあとを追って死んだ。
村人はその忠義の心に感じ、現在地に葬り祭った。

以上が神社にある説明文です。



「シロ」の絵や子供たちが書いた壁新聞など

本堂に入ると、「シロ」の絵や子供たちが書いた壁新聞などが飾られてあります。
老犬神社例大祭は国土の天変地異を鎮め、五穀豊穣、家内安全、交通安全等を祈願するため、老犬神社では毎年例大祭が行われ、「本宮祭」は一般のかたも見学できます。
宵宮祭 ・・・ 4月16日 午後6時より
本宮祭 ・・・ 4月17日 午前11時より

住所 〒018-5606  秋田県大館市十二所葛原
交通アクセス JR花輪線沢尻駅から徒歩で30分

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