満奇洞は、岡山県新見市にある、全長約450mの鍾乳洞です。
常に15度前後の温度を保つ洞窟内では、鍾乳管や石柱、つらら石などが観察することができます。
色鮮やかにライトアップもされており、雄大で神秘的な空間となっています。
1.満奇洞について
2.所要時間と満奇洞案内
3.絶対見逃せないポイントは
①千枚田
②巨大ホール竜宮・竜宮橋
③恋人の泉
④ひだ天井
4.基本情報
満奇洞は江戸時代末期、猟師が狸を追っているとき発見したといわれています。
昭和4年、この地を訪れた歌人与謝野晶子が「奇に満ちた洞」と詠んだことから言われるようになりました。
洞くつは迷路に富む横穴で、全長450m、最大幅は25mもあり、散策時間は約30分です。
また、鍾乳石やホールに呼び名がついており、楽しく観賞ができます。
洞くつに入ると洞内休憩所、洞門へと名前のつけられた、多くの鍾乳石や石筍、石柱や地底湖があります。
この中で、おすすめの見どころを紹介します。
①千枚田
入口のホールをくぐり、鍾乳石の狭いあたりを抜けると、日本屈指のリムスローン「千枚田」が現れます。
ここは、映画「八つ墓村」の撮影に使われたところです。
有名なシーンの舞台となっただけに、異様な迫力があります。
②巨大ホール竜宮・竜宮橋
地底湖に架かる「竜宮橋」は、竜宮城をイメージして名付けたそうです。
この付近は鍾乳管、つらら石、石筍などの鍾乳石が見られるスポットです。
橋の左右に広がる湖面には神秘的な光が映し出されています。
③恋人の泉
鍾乳洞は、LED照明でライトアップされており、とても幻想的です。
さまざまな形の鍾乳石が刻々と変わる照明に照らされて、美しく浮かび上がります。
歌人与謝野晶子が「奇に満ちた洞」と詠んだ
満奇の洞千畳敷の
蝋の火の
あかりにみたる
顔を忘れじ 晶子
④ひだ天井
ライトアップされていて、幻想的な空間は時を忘れさせてくれます。
洞窟博物館といわれるほど洞内の変化に富んだ鍾乳洞。
住所:岡山県新見市豊永赤馬2276-2
入洞料:大人、高校生1000円、中学生800円、小学生500円、小学生未満無料
営業時間:8:30~17:00 入洞は~16:30
駐車場:あり (無料)
所要時間:30分
アクセス
中国自動車道 北房ICから車で約20分、新見ICから車で約30分