ジョンは賢くてとてもいい番犬だったので、それをねたんだ人に農薬を盛られ、死期をさとったジョンは主人の枕元で息絶える。
憐れに思った主人はこの地にジョンを葬る。
その後、忠犬のおかげなのか、花咲か爺さんのような幸運が舞い込むようになる。
忠犬ジョンの勇姿に接する人には、福が訪れるとのこと。
この墓地を詣でて、ジョンの加護を受けよう。
碑が建てられたのは昭和30年(1955年)11月
碑文を要約より
犬塚の跡碑の犬像
|今でも行き交う人や車を見つめている
群馬県吾妻郡長野原町大津
むかし村にどこからか犬が来て居つき、皆に愛され村の犬となった。
ところがふと姿を消した犬は二か月後お伊勢さんのお札を背負い戻ってきた。
村人らは犬がお伊勢参りをしたと考え感謝し、お札を祀る社を建立した。
以前に増して村人らに可愛がられ数年の後亡くなった犬は犬塚に葬られた。
犬像は街道の冬の難所として名高かった犬塚峠のその地で今でも行き交う人や車を見つめている。