松江城は全国で現存する12天守のうち、国宝の一つで唯一の正統天守閣。
入母屋破風の屋根が羽根を広げたように見えることから別名千鳥城ともいわれております。
天守閣最上階の望楼から望む松江の町並みが一望できます。
1.松江城について
2.松江城天守の特徴
3.見どころ 6大ポイント
①2種類の石垣
②塩の貯蔵庫
③国内最大級の鯱
④松江城の特徴 鬼瓦
⑤歴史の生証人 祈祷札
⑥望楼からの展望
4.名物「松江堀川めぐり」
5.基本情報
6.松江城周辺の観光スポット
①江島大橋(ベタ踏み坂)
②塩の貯蔵庫
お城の初代城主は堀尾吉晴は豊臣秀吉や徳川家康に使えていました。
慶長16年(1611)に完成、五層六階の天守閣を中心に6基の櫓を構え、現存する天守閣は平面規模で2番目、高さでは3番目の規模を誇ります。
また、姫路城、松本城と松江城だけが五層の天守閣をもっています。
天守は本丸中央の東寄り南面して建ち、外観は4重、内部構造は5階、地下1階の構造で、入口に附櫓を設けた複合式望楼型にされます。
外壁の多くは黒色の下見板張りで、随所に狭間や石落とし、石打棚などの防衛装置を配し、内部に井戸や塩蔵を設けるなど実践を強く意識して築かれています。
①望楼・・ここから見る景色は素晴らしい
②鯱・・木造銅板貼りで高さ210cm
③花頭窓・・寺院方様式の窓
④下見坂・・大部分は黒色の下見坂で覆われている
⑤鬼瓦・・家紋や吉祥紋様が普通だがここでは鬼瓦
⑥附櫓・・天守入口の防衛を固める
松江城入口から最上階の望楼までには、見逃せないポイントがあります。
ここでは、見どころを紹介しますので参考にしてください。
①2種類の石垣に注目
一つは「打ち込みハギ」の石垣で天守台や城の南面に多く築かれ、石の角や面を割って平たくした石が特徴的です。
一方で、「野面積み」石垣で城の北側に多く分布自然の石を加工せず積んだものです。
写真は打ち込みハギ石垣
②塩の貯蔵庫
地階は領内から納められた塩が蓄えられ、別名塩蔵と呼ばれています。
また、塩蔵に塩俵25俵があることを2年ごとに確認していたようです。
万が一籠城した時のことを考えて飲み水、備蓄食料を確保していたことがわかります。
③国内最大級の鯱
これは昭和の解体修理工事で再用されなかった旧鯱で、同形同大の鯱が新調され据えられています。
左右とも全高約210cmで現存天守では木造鯱では国内最大級です。
④松江城の特徴 鬼瓦
松江城天守の屋根の大棟や降棟・隅棟などの側端に葺かれていた鬼面の鬼瓦。
他城では家紋や吉祥文様の鬼瓦が多く、鬼面を用いる松江城の特徴です。
⑤歴史の生証人 祈祷札
完成年(1611年)が書かれた札が松江神社で発見され、天守地階の跡にぴったりとあったのです。
祈祷札と柱に残る釘後の位置が一致したことなどから、地階の2本の通し柱に打ち付けられていたことが明らかになりました。
これで、天守の完成した年代は特定され、国宝指定の要因の一つとなりました。
展示されているのはレプリカですが、「歴史の生証人」は必見!
⑥望楼からの展望
最上階の望楼まで登ると、東西南北の松江市街や宍道湖、遠くには山々が見渡せる絶好のビュースポットです。
松江城入口から最上階の望楼までには、見逃せないポイントがあります。
四季の美しの水堀を間近で体感できます。
冬季にはこたつ船が登場、一風変わった体験ができます。
さらに、松江城近隣には武家屋敷や小泉八雲旧居、松江歴史館などスポットがあります。
島根県物産観光館(島根ふるさと館)ではお土産販売、島根名物の出雲そばやしじみ汁などもいただけます。
住所:島根県松江市殿町1-5
電話番号:0852-21-4030
営業時間
4月~9月 8:30~18:30、10月~3月 8:30~17:00
料金:大人560円、小人280円
定休日:無休
交通アクセス
JR松江駅からバス15分
車:大手前駐車場からすぐ
バス:大手前下車/徒歩2分
江島大橋(ベタ踏み坂)
江島大橋は、鳥取県境港市と島根県松江市との間にかかる境港臨港道路江島幹線の橋です。
撮影ポイントによっては急こう配に見えることで有名。
軽自動車のCMで「ベタ踏み坂」として有名になった「江島大橋」。
所在地
〒684-0072 鳥取県境港市渡町
交通アクセス
(1)境港駅から車で15分
水木しげるロード
「ゲゲゲの鬼太郎」で有名な「水木しげる」が描く妖怪の世界観をもとにつくられた境港の商店街の名称です。
ユニークな妖怪のブロンズ像や妖怪神社、水木しげる記念館が並んでおります。
境港市観光協会 観光案内所
住所 〒684-0004鳥取県境港市大正町215, みなとさかい交流館1F
電話 0859-47-0121
時間 9時~18時